要約
- ストレスは健康に悪い、は思い込み。捉え方次第で、心体への影響は良くも悪くもなる
- ストレスに向き合う態度が重要
メモ
- 本書のストレスの定義
自分にとって大切なものが脅かされた時に生じるもの
- 「考え方」でストレスホルモンの分泌が変わる
コルチゾールとDHEAの割合によって成長指数が分かる。DHEAの割合が高いと良い
- 感情の高ぶりは学びを助ける
感情を高ぶらせることで脳の可塑性を高め、経験したことを記憶しやすくなる
→ 体験に対する喜怒哀楽の感情は大袈裟に
- 忙しい人ほど満足度が高い
幸せな生活にはストレスが存在する。ストレスのない生活は必ずしも幸せとはいえない。
大きなストレスを感じながらも、精神的に落ち込んでない人々は幸福を感じている。
- 「生きがいのある人生」に見られる最も大きな特徴
ストレスは人生が上手くいっていない印ではなく、自分にとって大事な生活活動や人間関係にどれだけ熱心に取り組んでいるかを示すバロメータ
- ストレスを避けた代償
ストレスを避けようとすると、ストレスの元はかえって増えていく。ますます追い詰められ、孤立していく。ごまかすために、さらに避けようとしたり、自己破壊的な気晴らしをするなど、回避的な対処方法に頼るようになる。
→ますます悪循環になる
- 「ストレスに強くなる」とはどういうことか?
ストレスを避けることではなく、ストレスを経験する中で自分自身は積極的に変えていくこと。
ストレスの発生はアンコントローラブル、向き合い方はコントローラブル。
- 不安は興奮のしるし
不安と興奮は紙一重。エネルギーややる気の表れと思うことで、自分の実力を最大限に発揮することができる
- 自分の強みを認識する
自分には手に負えない → 脅威反応
自分の力で対処できる → チャレンジ反応
自分の個人的な強みを認識することで、チャレンジ反応に変えることができる
- もっとも苦しんだ人が、もっとも人を助ける
他者へのいたわりが、勇気と希望を生む。
周りの人を助けると、恐怖が勇気に変わり、無力感が消え、楽観的に慣れる。
- 他人の幸せは大きく見える
SNSに費やす時間が多くなると孤独感が強まる。← 他人の幸せな投稿と自分を比較してしまうから。
ストレスによる孤独感の対処2つ
→ 1. 他者の苦しみに気づくこと
→ 2. 素直に周りにストレスを打ち明けること
- 「成長思考」を育む
ストレス→プラスに捉える→成長につながる
- ストレスがもっとも害になる条件3つ
1. ストレスに対して無力だと感じる(その問題に対処できる自信が持てない)
2. ストレスのせいで、孤立している
3. そのストレスは無意味で、自分の意思に反している(辛い思いをしてまで頑張ることに意味を見出せない)
これらは考え方次第でそのような感じ方が強くもなる