本 史上最強の哲学入門1

 

史上最強の哲学入門

史上最強の哲学入門

  • 作者:飲茶
  • 発売日: 2016/08/05
  • メディア: Kindle
 

自分メモ

相対主義。人それぞれの捉え方で、何かの物事の評価は変わる。

無知の知。「知らない」ことを自覚することで、「知りたい」という欲求が湧き、真理を追求しようと働きかける。知らないことを自覚している自分は賢い、という意味ではない。

デカルトは、数学のように哲学を体系的に出来ないかと考えた。その公理として、「我思う、故に我あり」。何でも疑えば絶対に正しいとは言えない。ただ、疑っている自分があることは正しいと言えるのではないか?という発想。

・カント。真理の下に人間があるのではなく、人間の下に真理がある、とした。人間である以上、人間が見えている世界でしか、物事を観測出来ないため。

ヘーゲル弁証法。1人が真理を提唱する。それに対して反論を投げかける人が現れる。両者の対立が解消される新たな真理が提唱される。その繰り返しにより、真理は追及されていく。

・デューイ。道具主義。人間の思考は生きるための道具として捉える。道具として何の役に立っているのか?と問う。

 

・時間の概念

 ・西洋は「線」。前後の繋がりが大事なため、いつどこで何をしたかが正確に残そうとする。

 ・東洋は「輪」。廻るものだと考える。本質的なことを抽出して、他は分かりやすく書き換え残そうとする。

 

・時代別哲学

 ・古代哲学:信仰によって真理を追求しようとした

 ・近代哲学:理性によって真理を追求しようとした

 ・現代哲学:真理を追い求めるというよりは、それが現実で何に役立つのかを追求しようとしている。

 

・現代、絶対に確実だと言えるのは2つある。「私」と「他者」。

どんなに疑っても、自分自身の存在は疑えないから、「私」。

「私」はどんな真理を持ち出して正しいと言っても、それを否定する「他者」が必ず存在する。(これを否定したら他者がいる証拠になる)

・「私」と「他者」には仲が良くないが、「他者」がいることでホントウを追求しようとする想いが原動力になる。